案件名

インドネシア国新型コロナウイルス感染症流行下における遠隔技術を活用した集中能力強化プロジェクト

(追加コンポーネント)

インドネシア

発注者

独立行政法人国際協力機構(元請)

期間

2022年10月〜2024年4月

担当

遠隔医療モデル企画運営 2

サービスの
種類

技術協力プロジェクト

SDGs

SDGs
写真 



概要

インドネシアにおける保健指標は緩やかな改善方向にあるが、5歳未満児の死亡率、人口に対する病床・医療従事者数は共にWHOの水準に達していない。さらに、都市部と地方部の医療格差も顕著であり、UHC達成に向けた医療資源の最適な分配・活用が課題となっている。このような状況を踏まえて、インドネシア保健省はe-health戦略(2017)の一環として保健戦略計画(RENSTRA 2020-2024)を策定した。この計画により、遠隔医療の強化と医療サービスのデジタル化に向けたインフラ整備等を通じて、遠隔医療可能な施設を2020年の67施設から2024年までに335施設に拡大することを目指している。
 かかる背景を鑑み、JICAはカウンターパートナー機関であるインドネシア大学病院とハサヌディン大学病院と協力し、集中医療における遠隔医療技術の能力強化に貢献してきた。本プロジェクトは、その先行するプロジェクトを拡張し、集中治療に限定されることなく、眼科・産科といった分野における診療補助や知識・技術の共有を遠隔技術を通じて強化し、医療格差の是正に貢献することを目的としている。
 弊社は、ハサヌディン大学病院をカウンターパートとして、眼科と産科における遠隔医療ディバイスを用いて同大学病院と地方部の病院及び診療所をつなぐ遠隔医療メカニズムを構築し、医療格差の是正と地方部における医療の質向上を図る技術協力を実施中である。